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「うーん…お話だけでは限界があるみたい…」

「実際に、私もその光景を見てみたいわ」

「……まぁ、だからと言って私には貴方と同じ道を通ることは出来なさそうだし……」


――以前、アリサが僕の造る次元の隙間に手を伸ばした

隙間は拒絶反応を起こし、腕にはひどい火傷が残ってしまった――

 

「どうにか出来ないかしら…?」


懇願と期待の瞳




…君の願いはわかったけれど

残念ながら、僕にはそれを叶える術を知らない


どうしたら良い?

どうしたら満足してくれる?



「そうね、例えば……貴方の瞳と私の瞳を共有させることは出来ないかしら?」


共有――…


それがどういう行為なのか


わからなければ疑わない


疑えない

僕の瞳とアリサの瞳は

二人で一つの物となった。

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