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「いいな!誰も殺すな!」

「魔族といえど命ある者だ!
足を狙って、動きを止めろ!!」

騒々しい怒声の中、一際響く声


それは灰にまみれたこの場所には不釣り合いで――

目が…離せない

彼の登場により、銀の部隊がわっと活気付いた



魔族と呼ばれた者たちは怯み


やがては森の奥深くへ―…



強すぎる光に耐えきれず消えた影のように、その場を去った

 

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